社会福祉法人蓮華会 養泉寺保育園
建物基本情報
- 所在地
- 桑名市大字本願寺196-2
- 発注者
- 社会福祉法人 蓮華会
- 区分
- 新築
- 工期
- 着手 令和2年1月27日
完成 令和3年3月17日 - 階数
- 地上2階
- 構造
- 木造
- 延床面積
- 682.8㎡
- 工事費
- 257,300千円
- 木材利用量
- 172.2㎥
- うち県産材利用量
- 15.0㎥
- 設計
- 株式会社アーキポット
- 施工
- 亀山建設株式会社
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1木造・木質化を選択した背景
子どもにとって安全でぬくもりある園舎で、体感する木の手触りや香り、柔らかな光や風の中に自然の息遣いを感じてほしいという思いから木造・木質化を選択しました。
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2木材の使用箇所や工夫点
三重県産のヒノキ材を、柱・差し鴨居・桁・力垂木・垂木に使用しています。深い軒を支える力垂木と軒裏全面のスギ板( 厚30 ㎜ ) により屋根架構の美しさを外観に表しています。二階の遊戯室では柱間を大きくとるためのトラス梁を意匠的な特徴としています。このように主要構造部に現しで使用した無垢の木材は「燃え代」を除いた残りの断面にて構造計算を行っており、園舎を「燃え代設計による準耐火構造」としています。
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3木造化におけるコスト削減の取組
地盤調査結果から基礎杭が必要であったため、建物を木造として軽量化し、杭工事や基礎工事のコスト削減を図りました。
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4木造・木質化した感想
木造・木質化した園舎で子どもは気持ちよさそうに床に寝転んだり柱に抱き着いたり、安心して自分なりの楽しさを見つけています。保育の質の向上にも繋がっていると感じます。