多気町松阪市学校組合立 多気中学校
建物基本情報
- 所在地
- 多気郡多気町相可1540
- 発注者
- 多気町松阪市学校組合
- 区分
- 新築
- 工期
- 着手 平成31年2月13日
完成 令和2年7月15日 - 階数
- 地上2階
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
- 延床面積
- 5291.8㎡
- 工事費
- 1,986,938千円
- 木材利用量
- 166.6㎥
- うち県産材利用量
- 33.0㎥
- 設計
- 石本・アスカ・村林特定建築設計共同企業体
- 施工
- 北村・吉川特定建設工事共同企業体
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1木造・木質化を選択した背景
豊かな教育環境づくりを進める上で大きな効果が期待できることから、基本設計の段階から内装材には地域の木材をより多く取り入れることができるよう進めてきました。また、断熱性の高い木の特性を活かし、床の底冷え防止など、室内環境の向上と熱負荷低減につなげています。
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2木材の使用箇所や工夫点
生徒たちの活動の場となる教室や廊下等の床、壁に積極的に木材を活用し、特に壁は県産材のヒノキを活用しています。生徒たちが「目で見て、手で触り、木の香りを感じる」そんな木のぬくもりを体いっぱいに感じられる空間としました。
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3木造・木質化した感想
内装や床等、ふんだんに木を使用した校舎はぬくもりのある落ち着いた雰囲気になっています。また、梅雨時や夏場の暑い時期も木質化の効果によって屋内の湿度が低いため生徒たちからは「過ごしやすい」という声が聞かれます。また、保護者や来校者からも「落ち着いた空間で学習しやすい環境である」と好評を得ています。