住宅型有料老人ホーム 木家
建物基本情報
- 所在地
- 松阪市石津町78-2
- 発注者
- 株式会社坂井電機
- 区分
- 新築
- 工期
- 着手 令和2年8月7日
完成 令和3年3月10日 - 階数
- 地上2階
- 構造
- 木造
- 延床面積
- 916.0㎡
- 工事費
- 297,000千円
- 木材利用量
- 309.1㎥
- うち県産材利用量
- 309.1㎥
- 設計
- 地主建築設計事務所
- 施工
- 松阪興産株式会社
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1木造・木質化を選択した背景
老人福祉施設は、木の温かみ、香りを有する木造建築物としたいと考え木造としました。準耐火構造のパネルログ(壁柱)を採用し、入所者、来訪者への快適性の実現を目指すとともに、地元木材産業への活性化を計りました。
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2木材の使用箇所や工夫点
パネルログ(壁柱)両面木質張りの準耐火構造により、外壁、内装の木材現わし仕上を実現し、外観においては、周辺住宅街に対して柔らかくやさしさを表現し、内部では木の香りが十分行き渡る室空間としています。
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3木造化におけるコスト削減の取組
建物一部は、連続木柱に板材張り(準耐火構造)仕上の部分もあり、建材や壁紙仕上のような内装工事費の削減につながりました。木構造により、建築物荷重が少ない為、基礎構造が簡易で土工事、基礎工事費の割合が少なくなり、木質構造をふんだんに利用出来ることとなりました。
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4木造・木質化した感想
壁一面に使用した県産材の心地よい香りが、玄関に入った瞬間来訪者を出迎える施設となり、木の温もりに囲まれて、入所者や職員の心が少しでも和らぐのではないかと期待されます。